挙頭望名月

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zoom RSS クッション譚

<<   作成日時 : 2017/11/13 11:48   >>

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 30余年前戌年の娘に手編みクッションを与えた母親のもとに古ぼけよれよれになったそれを持参した彼女、
「お母さん、このクッションなんとか再生できないかしら」と頼んでいる。
 一見するに赤い布地のクッションだがジャバ・クロースの色褪せて、せっかく織った刺繍柄の糸も途切れ途切れ傷んでいる。そこの布地に織った小犬の模様も半ば失せ往時の面影がない。
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 それをみた母親、「もうこの布地はダメ! ま新しい布地を買ってきて新規に」とつぶやけば、娘「待ってました」とばかり間髪容れず、「ほんなら、お願い」と頼みこむ。
 だがつづけて「根つめずにゆっくりね」と気遣うはご愛嬌。日頃やや退屈気味の母親、億劫だが好きな趣味ゆえ嫌とは言わず重い腰上げ、久しぶり、刺繍の手仕事開始。
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 その様子眺め、傍で言わずもがな思わず、「もう若くはないからあんまり根つめず、ゆっくり楽しんだら」と口出すが、し始めた彼女の指は止まらず、老眼を苦にまた手、指の疲れをぼやきながらも見事に数日で新作品を仕上げた。
 ま新らしいクッションに描かれた可愛い小犬の刺繍、白い布地の模様を眺めると、30余年前に飼ってた愛犬が思い出され、それが昨日のように思う。

   ・・・刺繍する妻の炬燵でうとうとと・・・




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